宮崎県立日南工業高等学校（川井田和人校長・生徒数９８人）最後となる第４６期生の卒業式が３月１日に挙行されました。卒業式には日南振徳高校の１・２年生４６９人、保護者などが卒業式に出席しました。
機械科・電気科・建築環境科の各学科代表の卒業生に卒業証書が授与されました。これまでの卒業生総数は８２７７人になります。
川井田校長は「多くのことを学び体験し入学の時と比較にならない程、心身両面に格段と逞しくなりました。これまで本校で学んだことを土台にして夢と希望を失わず目標を見据えた地道な努力を忘れず学び続けてください。」と述べました。
生徒代表の樫原元智さんは「二つの学校が同じ敷地内に存在するため戸惑うこともありましたが私達にしかできない貴重な体験でした。宮崎県立日南工業高等学校最後の生徒会長であることを誇りに思います。」と卒業生答辞を述べました。
卒業式に続き閉校式が執り行われ、卒業生や元職員など約８６０人が参加。会場には開校当時から閉校までの写真がスクリーンで映され、来賓や卒業生らは懐かしんでいました。
日南工業高校は１９６３（昭和３８）年４月に設立され全日制課程機械・電気及び工業化学の３学科２学級から始まった。校舎は日南高校の校舎を借用していた。２００９年、日南工業高校は日南農林高校と日南振徳商業高校が再編統合により日南振徳高校（所在地：日南工業高校）として生まれ変わりました。
また日南振徳高校内には、閉校した３校の記念品を展示するメモリアルルームが設置される予定（３月末オープン予定）。
卒業生徒・在校生が校旗を持ち「これまでの日南工業高等学校の歴史に感謝します。本校と共に閉校する日南農林高等学校と日南振徳商業高等学校の歴史と文化を引き継ぎ、日南振徳高等学校が地域に愛される立派な学校になることを願っています。」と４８年間感謝の気持ちと共に校旗が収納され閉校式は終わりました。
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