旧日南振徳商業高校校舎で消防訓練

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 閉校となった旧日南振徳商業高校の校舎を利用した消防訓練が7月4日から行われ、日南市消防署の消防隊員やレスキュー隊員26人が参加しました。 大規模地震で倒壊した鉄筋コンクリートの建物内に取り残された人を捜索・救助する想定で行われました。

 エンジンカッターや削岩機などでコンクリートの床に穴を開けて、救助経路を確保するため、強制的に開口部を作るというブリーチング訓練を行います。 三角形の穴は1メートル程あり、厚さおよそ15センチのコンクリートの床を、約2時間かけて破壊しました。

 校舎を利用した訓練は、7月13日まで行われ、救急搬送訓練や消火訓練、夜間訓練などの実施を計画をしています。 日南市消防署・山口義美中隊長は「実際ある建物を利用した訓練は中々できないものですから、今回は貴重な訓練ができたと思います」と話していました。

 現在、旧日南振徳商業高校は、日南市土地開発公社が管理しています。今後は日南市に譲渡されて、現在の消防本部が移転されます。

 日南市消防本部によると、校舎は今年10月末までに解体が予定されており、そのうち1棟だけを利用します。 新消防庁舎はデジタル無線やヘリポートなどが計画されており、2014年4月に運用する予定です。


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