燃油高騰に悲鳴 カツオ船が出港

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 カツオ一本釣り漁獲量全国一を誇る日南市。 日南市南郷町にある目井津港では、大型のカツオ漁船の乗組員らが、朝から漁の準備に追われていました。 目井津港では今月4日、すでに3隻が出港しており、10日頃までには、すべてのカツオ船14隻が出港する予定です。

 船内では神事が行われ、豊漁と航海の安全を祈る乗組員たち。 第二十一愛宕丸の杉本享介船頭は「燃油が高騰しているのと、流域の影響で魚の売れ行きが悪く魚価の低迷というのもありますし、できることなら近海でなるべく燃料を使わずに漁をしたい」と話していました。

 そして満潮となる午前11時半ごろ、杉の葉で送り火をたいて、家族や地区の人に見送られながら、漁船は大きな大漁旗をなびかせて、屋久島海域の漁場へ向かいました。

 この日は4隻の漁船が次々と出港。今回の漁は約5日~7日程で、ピストン航海が多く、釣ったカツオは主に関東や関西方面などに出荷されます。

 南郷漁協によると昨年のカツオ一本釣り漁の総水揚げ量は約1万3千トン。総水揚げ高は約42億5800万円となっています。


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