宮崎県立高等水産研修所で修業式

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 門出のシーズンです。宮崎県立高等水産研修所(兼田正之所長)で修業式が3月1日に行われました。 宮崎県立高等水産研修所は、これからの水産業を担う漁業者の養成に取り組む全国でも数少ない専門機関です。

 式典では恩師や関係者が見守る中、本科生と専攻科生の修業生10人が 修業証書を受け取りました。修業生の中には東日本大震災で被災を受けた、岩手県大槌町から昨年3月に入所した古舘敬太さん(19歳)の姿もありました。 修業生は、みやざき丸の乗船実習でカツオ一本釣や機関実務、海技士などの資格を取得。

 兼田所長は「素直な気持ちで先輩方を見習い指導や忠告を良く聞いてたくましく成長してほしい。焦らず一歩一歩、着実に一人前の漁業者になるよう努力してください」と、はなむけの言葉を述べました。

 そして修業生を代表して福江将臣さんが「漁師という仕事の厳しさと自然の厳しさを肌で感じて経験すると同時に仲間との絆を深めることが出来ました。私達はこの研修所で学んだことを誇りとし、立派な漁業者となれるよう頑張りたい」と答辞。 最後に修業生たちは日常訓を斉唱し、家族や船主らにも激励され、研修所をあとにしました。

 修業生・古舘さんは「一年間ここの研修所で資格取得をして頑張ってきたので、これからも被災地を活気づけられるように、一生懸命カツオ船で頑張りたい」と話していました。

 修業生たちのほとんどは市内の漁協に所属し、カツオ一本釣漁やマグロ延縄漁に就業します。


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