合同運動会で寺村剣棒踊りを披露

合同運動会で寺村剣棒踊りを披露

 日南市立細田小学校(東嘉太郎校長・全校児童36人)で大窪小学校と細田児童館が加わった合同運動会が10月6日に開かれました。 2007年から児童数が少ないことから合同となった運動会は、ダンスや親子による障害物競争など盛り上がりを見せていました。

 大窪小学校の全校児童17人が、寺村剣棒踊りを披露します。
 この踊りは、300年以上前に串間市大平で高鍋藩の牧守が住民に教えた武術が原型とされ、後世の住民が牧守の美徳を顕彰して、祭りで踊ったのがルーツとされています。

 1891年、大窪の寺村に伝わりましたが、30数年前に寺村剣棒踊り保存会(安藤勇会長)を結成して、今もこうして継承しています。

 児童達は9月から練習をスタートし、1番~3番の踊りを保存会から5回の指導を受けました。 台風の影響で途中、通り雨が降り出しましたが、児童達は元気よくかけ声を発して、棒と剣を操りながら、練習の成果を発揮できたようです。

 踊った児童は「雨が降って一端中止になったけど、みんなと力を合わせて頑張れたので良かった」。寺村剣棒踊り保存会の安藤会長は「いつもの練習通り大きな声をかけて大変良かった。小学生中学生に踊りを覚えてもらって、こんな棒踊りがあったと継承したい」と話していました。

 寺村剣棒踊りは、10月20日の飫肥城下まつり、11月3日の日南市総合文化祭でも披露する予定です。


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