大正時代の珍しい五月人形

 端午の節句を前に、日南市の飫肥(おび)城下町では、五月人形が展示されています。
五月人形の展示は、飫肥城下町保存会が毎年この時期に行っているもので、小村寿太郎生家、豫章館、旧高橋源次郎家、旧山本猪平家に市民から寄贈されたおよそ150体の人形を見ることができます。

 このうち国の登録有形文化財である旧高橋源次郎家では、高橋源次郎家氏が1914年(大正3年)3月に生まれた初孫・宏さんに贈った五月人形が日南市に寄贈されたことで、今回初めて展示されました。

 寄贈された五月人形は「八幡太郎義家」武者人形という名で、白馬に乗った武者は、凜々しい表情。 また、弓矢や鎧、馬をひく従者と旗持ちの表情も細部にこだわって出来ており、人形の高さは50センチほどあります。

 訪れた観光客は、珍しい五月人形の表情を見て楽しんでいました。
大阪府から訪れた家族は「大将が馬に乗った人形は観たことないです。ビックリしました」と話していました。

飫肥城下町の五月人形の展示は、5月末まで行われます(入館料必要 ※小村寿太郎生家のぞく)。



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