油津商店街 念願の店舗が復活オープン

 油津商店街の活性化に新たな動きです。
1970年代後半に喫茶店だった「麦藁帽子」をリノベーションして復活したカフェ「ABURATSU COFFEE(アブラツコーヒー/村岡浩司代表)」が4月30日にオープンしました。

 オープンには、商店街の活性化を月額90万円の委託料で市から請け負う木藤亮太さん(39歳/テナントミックスサポートマネージャー)や関係者など、およそ50人が集まりオープンを祝いました。

 延床面積は130平方メートル。 店内には当時使われていたテーブルやカウンター(40席)。 入り口には飫肥杉を使った日南らしい空間造りで、昭和の懐かしい雰囲気を残しています。

 4月中旬に着工し、総工費はおよそ1千万円かかり、地元企業の出資者や個人サポーターから募った資金でリノベーションをしました。 高校生や市民ボランティアなどがペンキ塗りと床磨きに参加し、想いが詰まった店舗になっているそうです。

 気になるメニューは、アブラツコーヒーをはじめ、今流行の「九州パンケーキ」や、最近注目を集めているヘルシーな「グラノーラ」。
 また、独自ブレンドのカレールーにこだわった「チョウザメフライカレー」や、宮崎の豚を使ったウインナーを挟んだ「ホットドッグ」などの軽食もあります。

 訪れた人は「日南の飫肥杉を入り口の風景と昔ながらのこの店に残された味わい。すごくマッチしていて、コーヒーの味とピッタリですね」▽「麦藁帽子の時に来ていました。よかった。こうやって開店できてね。洒落ているでしょ。ひとつひとつがね。これが持続して使っていることは嬉しいです」とコメント。

 念願の第一店舗目を誘致サポートした、木藤さんは「本当に嬉しいですし、お客さんに入ってもらっていますけど、これからいろんな声を聞きながらですので試行錯誤していくと思います。中で働いているスタッフ達が非常に前向きに大きな声を出してやってくれていますので、安心しています」 ▽今後の展開について「隣りにある空き店舗も今準備をしています。夏ぐらいまでにはお店として形になると思いますし、この界隈の核を最初に手がけさせて頂いて、最終的には全体が繋がっていくよう段階的な進め方をしていきたい」と話していました。

 木藤さんは、油津商店街に新規店舗を誘致して、市街地に活気を取り戻すことが任務です。 油津商店街が少しずつ賑わいを取り戻しつつあります。



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