酒谷川でノボリコ漁

酒谷川でノボリコ漁

 ハゼの稚魚であるノボリコ漁の体験(宮崎県総合博物館主催)が酒谷川の東光寺橋付近で5月10日に行われ、宮崎県内から親子約60人が参加しました。

 毎年4月から酒谷川で約60年ノボリコ漁をしている、ノボリコ漁保存会の那須義春さん(89歳/日南広渡川協同組合員)から、伝統的な漁法である「ノボリコ漁」の説明があり、児童たちは漁の仕掛けを川に作りました。

 仕掛けは、浅瀬に幅1~1.5メートルの魚道を作り、ナイロン製の網を隙間なく敷きます。網が流されないように石で固定し、静かに網の引き上げを待ちます。

 満潮を向かえた午後2時頃。児童達は下流の方から網をゆっくりと引き上げて体長2~3センチ程のノボリコを数百匹捕獲しました。

 はじめてノボリコ漁に参加した児童は「魚を捕るところが楽しかったです」と話してくれました。

 この体験は、昔からの漁法を児童たちに体験してもらい、伝統を保存していくことや環境を守る大切さを学んでもらうため、毎年開かれているそうです。



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