日南市吉野方にある芳梅園（ほうばいえん）では、南高梅の収穫がピークを迎えています。
園主の田中芳さん（64歳）ら７人の作業員が、雨が降る中、朝早くから梅の収穫作業に追われていました。
赤く色づいた南高梅。
熟してネットに落ちた梅を、網を使って拾い、カゴに集めてからトラックまで運びます。
南高梅の木は３０年ほど前、和歌山県で梅農家だった田中さんの母親から送ってもらったそうです。
現在は約１８０本に増え、１日に９５０キロ程、収穫ができるようになり、収穫作業は６月いっぱいまで続きます。
田中さんは「今年は豊作といって良いと思います。数量にして２０トン弱いくのではないか。梅干しを主体に、あまく料理ができる梅シロップやジュース、甘露煮などに使って貰えるとありがたいと思います」と話していました。
完熟した南高梅は傷みやすいため、主に日南市内の直売所や酒造メーカ、宮崎県内などを中心に出荷しているそうで、１キロあたり７５０円で販売されています。
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