老人ホーム昭寿園と日南市が災害協定

 2015年5月に高台に移転した特別養護老人ホーム昭寿園(社会福祉法人敬和会 谷口弥三郎理事長)は3月30日、災害の際に避難所を設置する協定を日南市と結びました。

 協定書によると、大津波警報の発表、河川の決壊の恐れがある場合、東郷地区(平山)と風田地区に避難指示を発令された際に、昭寿園の施設を避難所として使用するという内容です。

 海岸から約1キロ離れた昭寿園は海抜25メートル。
地域交流センターと研修室それに共用スペースを含め約500人の受け入れが可能です。

 﨑田日南市長は「今後円滑な避難所運営ができるように、相互に連携を維持しながら日南市の防災力向上に繋げたい」 ▽協定書に署名と押印をした谷口理事長「生活されている入園者が第一ですが、受け入れるスペースがある限り、地域住民の受け入れ先として十分活躍させていただきたい。今後は地域住民に協力をしていただいて、昭寿園で避難訓練を実施したいとしているところ。今回協定したことによって、その実現に向けて地域住民と話し合いをしていく」と話していました。

 宮崎県の津波浸水想定によりますと(2013年現在)、風田地区は5~10メートル、沿岸付近では10~20メートルを想定しています。

 風田地区自治会長・中濱康孝さん(66歳)は「施設は十分に整っているし、使わせて頂けるのであれば、避難した後の安心感もあるので助かるかなと思っています」と答えてくれました。

 災害時に備えて、連絡体制の確認や避難所運営の方法など、自治会が中心となって行う必要がありそうです。






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