海上防災訓練

 海上防災訓練が油津港で8月10日に実施され、宮崎海上保安部や消防、港湾事務所、漁協関係者など約65人が参加しました。 訓練は、係留中のタンカーから大量の重油が流れ出たことを想定。

 海に転落したタンカーの作業員を、近くにいた漁船が救助し、救急車に搬送します。
そして流れ出た重油の拡散を防止するために、2隻の漁船がオイルフェンスで囲みます。 アンカー(錨)がオイルフェンスに引っかかるトラブルも。 このあと柄杓や吸着マットを使って重油の回収をします。 タンカーから出火したことで、消防車と巡視船が放水をして消火活動にあたりました。

 宮崎海上保安部の甲斐小二部長は「皆様の連携協力の確認、情報の共有、担当者の顔が見られる関係は大変重要であります。今後もこのような実働訓練を継続していく必要がある」と講評。

 訓練に参加した宮崎漁連日南支所の井上喜義支所長は「もしもの時はこのような訓練が役に立つと思う。(アンカー作業は)船の乗組員が2名だったが3名の方が円滑に出来た」と話していました。

 これまでに油津港内では、大きな火災事故は発生していません。油津港での訓練は5年振りの実施となり、相互の連携を確認していました。



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