第39回飫肥城下まつり(2016)

 日南の秋を代表する「第39回飫肥城下まつり」が今年も開催されました。のろしの合図で武者姿に扮した男女が2頭の馬に乗り大手門を駆け抜けます。

 小村記念館では、江戸時代から伝わる郷土舞踊「泰平踊」が披露。元禄風の武士姿と奴姿で優雅に踊る泰平踊は、宮崎県指定無形民俗文化財です。子どもから大人まで、およそ300人が伝承しています。写真に収める観光客は「今まで観たことがなかったので、観られて良かったですし、馬の走りもすごく格好良くて良かったです」とコメント。

 オープニングでは、武士がまつりの開会宣言文を渡そうとしますが・・・なかなか届きません。雨は止む気配がなく、飲食ブースは、ご覧の通り。 現在、彼女募集中の店員さんは「雨でちょっと少ないですね。もうちょっと来てくれたら助かります」と残念そうに話していました。

 目指せ、弥五郎どん!日南市の特産材である飫肥杉の丸太投げ。
8人の挑戦者が、長さ約1メートル・重さ23キロある丸太を一番遠くへ投げて力持ちを競います。優勝したのは5メートル台を投げた飫肥地区の仁木健視さん(33歳)。

 こちらは、かつて明治の商人屋敷であった旧山本猪平家。会場には日南と飫肥の写真50点が展示されています。「城から城へ伝える気持ち」をコンセプトに、熊本地震による熊本城被害支援のためのチャリティー活動の一環として、展示写真のチャリティー販売もありました。この写真展を企画した・飫肥まちなみ再生コーディネーター・徳永煌季さんは「まちなみ再生プロジェクトとして宿泊施設を作る。日南の綺麗な写真をウェブサイトに載せる形で、写真をたくさん撮ってきた。地元の方とかに観て頂きたいことで写真展を開いた。思った以上に地元の方が喜んでくれて非常に嬉しいです」コメント。販売の利益は、熊本市へ寄付することになっています(日南市のHP等で報告を予定)。

 ステージでは桜エイサー太鼓による演武やフラダンスなどといった数々の演目が披露。今年も注目を集めていたたのは「完熟ジェネレーション」。 コーラスグループのシングアウトキッズや、ラナイスポーツクラブ・ヒップホップチームのダンスなど盛りだくさん。
 
 夜の部では日南学園高校吹奏楽部の演奏です。
日南市の姉妹都市である那覇市から観光キャンペーンレディの仲本奈鶴季(22歳)さんも参加。そして、女武者と9地区代表のミスお姫様に認定証が授与。女性たち10人の平均年齢は、20.1歳です。雨が強く降りしきる中、迫力を見せるのはファイヤーパフォーマンスの、ちりん+.。日南市酒谷出身・花咲里佳(年齢非公開)さんが、ふるさとに感謝を込めて熱唱。

 今年のゲストは、城之内早苗さん(48歳)。1985年、おにゃん子クラブでデビュー。在籍中から演歌志望が強く、86年「あじさい橋」でソロデビュー。当時演歌としては初の歌謡チャートで、初登場1位となったそうです。去年ソロデビュー30周年を迎え、記念シングルとして「空港物語」、「おちょこ鶴」をリリースしています。 約40分のステージで全6曲を披露。千葉県から来たファン「この天気の中だけれど、いつも通りとても良い歌を聴けて良かった」レコードを持ってきた地元の人は「とてもキレイな声ですごく良いですね」とコメント。

 翌日の市中パレードは残念ながら雨のため中止。
パレードが中止となったのは2009年以来(第32回)7年ぶりで、ネットでも残念な反応がありました。来年の40回目を迎える飫肥城下まつりに期待しましょう!



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