伝統の「さとねり」小学生が見学


 師走の風物詩となっている黒砂糖作り「さとねり」が日南市風田で12月7日から始まりました。

さとねりとは、サトウキビから黒砂糖を作る伝統製法で、江戸時代後期から始まったとされていますが、後継者不足などから現在、宮崎県内では風田精糖組合(平島二三夫代表)だけがこの製法で作っています。

この日は油津小学校4年生45人と東郷小中学校3年生33人の児童が作業場に訪れ、児童たちが育てて収穫したサトウキビを機械に通して絞る作業を体験。

作業の体験や学習をした児童は「48時間働いているのでスゴイと思いました」「私達が作ったサトウキビで砂糖を作ってくれている。その砂糖で料理を作ってもらいたい」とコメント。

搾られた汁は直径1メートル程ある木製の釜に入れて、アクを取りながら6時間程じっくり煮詰めて冷まし練り上げると黒砂糖になります。

今年の出来について、平島さんは「台風が来たけれど普通並ですね。サトウキビの生長はまあまあ。サトウキビを作る人たちが減ってきたから、1人でも後継者が出てくるといい」と話していました。

さとねりは組合員や地元住民たち10人が夜通しで3日間かけて黒砂糖を作ります。 こうして作られた黒砂糖は生産数が少ないことから、500グラム(1,600円)と1キロ(3,000円)が県内を中心に販売され贈答用として喜ばれているようです。

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