日南市の城下町、飫肥（おび）城跡にある大手門と豫章館に、江戸時代・旧飫肥藩主の伊東家に伝わる門松としめ縄が飾られ、正月を迎える準備が始まりました。
大手門の両脇に設置された高さ約６メートルの竹に７メートル程あるしめ縄が取り付けられました。
根元部分は束にしたシイの木で固定され、縁起物の松と梅、赤い実の南天やゆずり葉。しめ縄には、子孫繁栄を願うダイダイ、米や炭、干し柿の入った袋が飾られています。
門松としめ縄を観た観光客たちが、一足早く正月気分を味わっていました。
訪れた観光客は「ここに来て、来年来るんだなという感じは受けました」「福岡では無い門松だから珍しいつくりです」とコメント。
飫肥城下町保存会の後藤廣史事務局長は「飫肥城跡では台風被害や色々なことがありましたけれど、新年は良い年でありますようにと由緒ある正月飾りを毎年飾っている。観光客のみなさんへおもてなしをしていきたい」と話していました。
門松としめ縄は、来年１月１５日まで飾られます。
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飫肥城下町保存会
宮崎県日南市飫肥4丁目2-20
tel.0987-25-4533
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