師走の訪れとともに、来年の干支「午(うま)」の置物づくりが、日南市吉野方にある知的障がい者支援施設「つよし寮」(高橋秀直施設長)で静かに始まりました。毎年恒例となったこの作業は、地域に冬の訪れを知らせる小さな風物詩です。
作業に携わるのは利用者3人と支援員。 粘土をうすく伸ばし、丁寧に形を整えたあと、職員が組み立てをします。乾燥させて釉薬をかけて約1200度の電気釜でじっくりと焼き上げます。焼成を終えた真新しい置物は、一つひとつ支援員の手によって大切に取り出されます。
色合いはトルコブルー・黒・灰色の3色。高さ約9.5センチ、長さ12センチほどの手のひらサイズに、良い年を迎えてほしいという願いが込められています。
つよし寮では、1982年から干支の置物「楽剛焼(らくごうやき)」を作り続けており、9月上旬から本格的な制作に入りました。 今年の制作予定は400個。県内外に向けて、1個1,000円(税込)で販売されています。
生活支援員の長友豊さん(45歳)は、「前足を伸ばして力をためているデザインを考えて作っています。来年は午年です。跳ねるように飛躍となる年となって、一つひとつ利用者の皆さんと丁寧に作っています。玄関の先に飾って、良いお年を迎えていただきたい」と笑顔を見せます。
つよし寮では、利用者と支援員が心を寄せ合いながら、年内まで制作作業を続けるということです。
お問い合わせ
社会福祉法人つよし会つよし寮
〒889-2513 日南市大字吉野方5655-4
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