日南海岸が一望できる串間市の都井岬で、野生馬の健康状態を調べるためにパドックに追い込む馬追いが毎年行われています。 馬の保護をしている都井御崎牧組合や宮崎大学の学生など約70人が馬追いに参加。
約550ヘクタールある広大な敷地には、国の天然記念物に指定されている岬馬が現在115頭生息。
江戸時代から続く馬追いは、都井岬で生まれた若駒を捕獲搬出するために始まった伝統的作業で、現在では文化財の岬馬を守る保護活動として実施しています。
竹の棒を持って馬に刺激を与えないように追い込んで、スムーズに柵の中へ誘導。 小松ヶ丘の馬はほぼ柵の中へ入ったが、扇山にいる馬は茂みが多くて作業が難航。
宮崎大学農学部・小林郁雄准教授は「岬馬は野生馬なんですけど年に1回捕獲して、健康状態をチェックすることで保護につなげていきたい。国の天然記念物となっている貴重な馬なので把握しておかないといけない」と話していました。
馬追いの翌日は、宮崎大学の学生などが岬馬が病気にかかっていないか採血をしたり、子馬の寄生虫を駆除するための薬を投与します。
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