日南市内でスーパーの経営や焼き肉のタレなどを製造する戸村精肉本店の元社長・戸村サチ子さん(73歳)が、日南市の発展に役立ててほしいと、日南市へ8億3,000万円を寄付しました。日南市の寄付金としては最高額となります。
これまでの寄付は創業者の戸村吉守社長から続き、市町村合併前の1990年から32年間で累計で約9,100万円以上が小学校の図書費などに充てられています。
日南市は2月2日に戸村さんへ感謝状を贈り、髙橋日南市長は「心から感謝を申し上げたい。文化継承の部分で今までできなかった事業を進めることができるのではないかと思う」と述べました。
戸村さんは「地元のお客様から預かったお金を還元する気持ち。お客さまに助けていただいて今がある」と話しました。
この寄付金は戸村精肉本店の株式をマルミヤストア(本社:大分県佐伯市)へ譲渡したことを機に2021年12月末に市へ贈ったもの。 戸村さんは寄付金のうち8億円は油津地区の歴史・文化の伝承に、3,000万円は市内の小中学校の図書の整備・充実に使ってほしいとしています。
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