生鮮食品や日用品など揃う移動スーパー「とくし丸」が日南市にやってきました。 Aコープ南郷店が運営する「とくし丸」は、交通手段がなく買い物に不便な思いをしている高齢者などを対象に南郷・大堂津・細田の中山間地域で約400品目を販売します。
移動スーパー「とくし丸17号車」の出発式が1月15日にAコープ南郷店で行われ、従業員や関係者など約40人が参加して「とくし丸」の出発を見送りました。
▽Aコープから業務委託を受けている、とくし丸オーナーの吉田宗弘さん(51歳)は「今は担当するエリアは限られていますが、日南市内にとくし丸の利用者が広がってくれるといいです」と話していました。
月曜から土曜、同じ販売員が訪問するため、高齢者や周囲の異変に気づいたら、市や警察などに連絡する見守り活動も兼ねています。 高齢者の見守り活動に寄与することで「日南市中山間地域移動スーパー導入支援事業」を活用し、車両購入費の2分の1(最大150万円)の支援を受けています。
▽南郷・外浦地区に1人で住む89歳の女性は「毎週来てくれるとのことで買い物が楽しみです。なかかな1人では買い物に行けないので非常に助かります」と話していました。
宮崎県内では40台あるとくし丸うち、Aコープでは17台の車両を使って移動販売を実施。 日南市のまとめでは現在5業者が移動販売をしており、生鮮品を扱っている移動スーパーはとくし丸のみとなります。
コメントを書く