学生服・セーラー服が揃うのは今年度で最後となります。 日南市内の公立中学校で卒業式が行われ、市内395人の卒業生が学び舎を巣立ちます。
このうち油津中学校(全校生徒126人・木幡伊知朗校長)で開かれた卒業式。学校長から卒業生53人に卒業証書が授与されました。
市内9つの公立中学校では、学校ごとに制服のデザインは異なっていましたが、2023年春から 性別に関係なく、選ぶことができる制服に統一されました。
ブレザー服の在校生が送辞を述べたあと、
▽卒業生答辞・玉村羽輝さんが「思えば3年前、希望と不安を背負い、この制服を着る最後の学年として校門をくぐったあの日、この体育館で高い志を持って入学式に参加したことを鮮明に覚えています。私たち卒業生にとって、今日はゴールではなくスタート地点です。これからの人生どうなるかはわかりません、一人一人が自分という大きく美しい花を咲かせるために、一歩ずつ確実に進んでいきます。そして、この3年間の経験を胸にさらに成長していきます」と述べました。
▽卒業生「みんなに感謝してもしきれないぐらい楽しかったです」「毎日が思い出なので、毎日楽しかった思い出がいっぱいあります」「この制服を着れる最後の年っていううれしさもありつつ、この制服で卒業できるっていう誇らしさもあります」「後輩たちは自分たちと同じ制服を着ていないので、自分たちで終わるということに寂しいっていう気持ちがあります」とコメント。
見慣れたセーラ服姿も見られなくなり、卒業生からも名残惜しむ声が聞こえます。
▽卒業生の母は「母校が油津だったので、私も同じセーラー服を着ていたんですけど、見れないっていうのも寂しいですし、息子の学ラン姿も今日で最後なのでちょっと寂しくなります」と話していました。
新年度から制服は3学年すべてブレザーとなりますが、日南市の話しでは、お下がりなどで学生服やセーラー服を着用することもできるそうです。
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