実りの秋を迎え、日南市の酒谷小学校(有村孝校長)で10月17日、全校児童13人が昔ながらの稲刈りを体験しました。 6アールほどの田んぼには、児童たちが6月13日に自分たちの手で植えたもち米が実りました。
農業への興味や関心を育てようと、学校の実習田では1993年から毎年、地域と協力して米づくりを続けています。 この日は、JA職員から鎌の使い方を教わりながら、黄金色に実った稲を丁寧に刈り取りました。
刈り取った稲は、「はさ」と呼ばれる竹で組んだ干し場にかけていきます。 地域の人や保護者、あわせておよそ30人が汗を流し、約250キロのもち米を収穫しました。
▽1年生の児童「楽しかったです。餅にして食べたい」▽5年生「難しいけど楽しいです」「稲を刈るときにスッて穫れて嬉しかった。餅をついて食べます。酒谷の餅は美味しく感じます」話していました。
収穫したもち米は10月末に脱穀を行い、12月には恒例のもちつき大会で味わう予定です。 児童たちにとって、地域と一緒に学ぶ、秋の実りを感じるひとときとなりました。




