
2027年、宮崎県内で開催される「日本のひなた宮崎 国スポ・障スポ」を前に、日南学園高等学校(久保田一史校長・全校生徒452人)調理科の生徒たちが、選手や関係者に提供する「国スポ弁当」のメニューを考案することになりました。
10月27日に行われた委嘱状交付式では、日南市などでつくる「宮崎国スポ・障スポ日南市実行委員会」の都甲政文副会長から、日南学園の藤原昭悟理事長へ委嘱状が手渡されました。
▽日南学園高校調理科2年の東野文姫さん(17歳)は「栄養面からアスリートを支えるという調理科として初めての大きな挑戦。全国から訪れる選手や関係者が笑顔になり、元気が出るような日南らしい弁当を考えていきたい」と意気込みを語りました。


式の後には「国スポ・障スポ弁当メニュー作成」について学ぶ学習会も開かれ、生徒たちは大会の意義や地域とのつながりを考える機会となりました。 日南市では、バレーボールやレスリングなど7種目が行われる予定で、期間中の来場者は約6万人を見込んでいます。
「国スポ弁当」は1日あたり最大約1,200食が選手や監督、スタッフに提供される計画です。 弁当には日南産の食材をふんだんに使うこと、栄養バランスに優れていること、価格帯を864円〜1,080円以内に設定することなどが条件として盛り込まれています。 高校生ならではの発想でメニューを考案し、完成したレシピをもとに地元業者が製造を担う予定です。

また、日南の豊かな食材を生かし、地元の美味しさを全国に発信することも、この取り組みの大きな目的のひとつです。 生徒たちは複数のメニュー案を考え、試作やプレゼンテーションを重ね、来年夏ごろまでに市や関係者による審査を受けることになっています。




