
日南市の目井津港にある南郷漁協で、2026年の初セリが行われました。午前7時から行われた初セリ式には、地元の仲買人や漁協職員などおよそ30人が集まり、乾杯をして、1年の豊漁と操業中の無事故を祈りました。
「今年も高値で競っていただき、港が活気づくことを心から願っています」とあいさつした髙橋日南市長がセリ始めを務め、南郷沖で水揚げされたマダイ3匹、重さ4.4キロが、ご祝儀相場として通常の20倍にあたる8万8,000円でセリ落とされました。


▽このマダイをセリ落とした、居酒屋「三福(みふく)屋」の店主・松尾禎久さん(39歳)は「毎日一緒に市場に通っていた父が昨年亡くなり、今年は自分が頑張って飛躍したいという思いと、物価高に負けないという気持ちでセリ落としました」と話していました。
昨年8月からの改修工事の影響で、今年は別の場所で行われたセリには、南郷沖や串間沖の定置網で水揚げされたばかりのアジやサバのほか、全長1メートルを超えるバショウカジキなど、多くの魚が並び、威勢の良いセリの声が響き渡っていました。
▽初日の漁について、南郷漁協の元浦亮組合長は「スタートは豊漁ですね。来月からは天然ブリや、ブランドアジの『目井津美々鯵(びびあじ)』の水揚げにも期待しています。目井津港では大型定置網による水揚げが毎日あり、新鮮な魚を届けていきたい」と話していました。
漁協によりますと、水揚げ量はおよそ16トン・価格は約600万円となりました。なかでもゴマサバが12トンあるなど一部の魚種は好調だったものの、全体としては平年並みだったということです。





