飫肥城下町 大正の洋館「旧飯田医院」

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 日南市飫肥(おび)にひっそりと残る洋館、旧飯田(はんだ)医院があります。 旧飯田医院は、医師の飯田輝夫(はんだてるお)が飫肥藩の重臣(じゅうしん)であった守永屋敷内に1936年(大正11年)建築しました。

 建物は木造2階建て約210平方メートルあり、1階には受付や待合室、内科と外科の診察室があり、2階には8畳2間つづきの座敷、寝室や書斎兼研究室になっていました。 そして正面外観の壁は天然スレート(薄板状の粘板岩)が使われていて珍しい造りをしています。

 現在、老朽化や損傷が進み危険なため敷地内には入られないようになってます。 2009年には所有者の意向で取り壊しの話がある中、貴重な旧飯田医院を残すため、署名簿を市に提出はしましたが、市議会で否決され買い取りには至りませんでした。

 土地と建物の買収には推定5000万円以上が必要なことから、飯田医院を残す会(石灘寛樹 代表)を中心に募金活動を精力的に行っています。

 時代の流れとともに、またひとつ貴重な建物が消えようとしています。 募金については、飫肥商店会事務局(平部薬局内)0987-25-1666までお問い合せください。

「飫肥のまちなみー歴史的景観を生かしたまちづくりー」一部参考


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