ろうけつ染めギャラリー工房「ウラシマオベベ」

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 日南市・飫肥城下町にろうけつ染めギャラリー・工房「ウラシマオベベ」が2012年11月11日オープンしました。

 「ろうけつ染め」は、布に熱で溶かしたロウをのせて染め上げ、中国から伝わったとされています。日本では天平(てんぴょう)時代から見られる染色技法で、京都の京友禅でも「蝋纈友禅(ろうけつゆうぜん)」があります。

 作品を手がけているのは、ギャラリーのオーナーでもある大井富子さん。民家の一部を改装したギャラリースペースには、およそ4メートルにもなる染め上がった斬新な柄の生地、その生地から出来た洋服や財布といった小物など、およそ100点以上が並べられています。

 ろうけつ染めを始めたのは、綿の洋服が作りたくて染め始めたのがきっかけ。
4メートルの生地を染めるには2日程かかり、さらに特殊な染料に付けたり加工をすると時間がかかるそうです。

 今後は「多くの人に興味を持ってもらえるように、ろうけつ染めを広めたい」と大井さんは話していました。

 ウラシマオベベの名前の由来は、おべべは着物を意味し、童話「浦島太郎」に出てくる竜宮城の雰囲気を味わってもらいたいという気持ちが込められています。

 飫肥城跡からほど近いウラシマオベベ。気さくな大井さんが親切に作品を紹介してくれます。観光や散歩がてらに出かけてみてはいかがですか?

お問い合わせ

ウラシマオベベ
日南市飫肥6丁目7番51-1号 (国道222号線・本町商人通り [スーパーの向かい])
電話090-2395-4206
10時~16時まで(不定休)
//urashimaobebe.jimdo.com/


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