消防本部で救急フェアー開催

 市民へ救急医療や救急業務に理解と認識を呼びかけるため「救急フェアー」(日南市消防本部主催)が9月7日、日南市消防本部で行われました。 始めに﨑田日南市長から日南サンフレッシュレディ松田千聖さんに一日救急隊長が委嘱され、啓発活動に参加。

 会場内では高規格救急車の展示があり、写真に収めたり救急隊員から器材の説明を受けるなどしていました。 そしてAED(自動体外式除細動器)を使用した心肺蘇生法の実演があり、観光キャラクター・にちなんぢゃ様も急病人役で加わって、参加者は熱心に使用方法を聞いていました。

 庁舎内では155人の園児が救急車を描いた絵画の展示や、日頃なかなか見ることができない指令室や出動準備室などの見学も。

 訓練塔では、消防隊員による模擬演技の見学。放水体験は子ども達から人気を集めていました。防火服を着た子どもは「重いからこんなの着る隊員は凄いなと思いました」と感心していました。

 日南市消防本部によると、今年、日南市内の救急出動件数は9月1日現在・1513件で、うち急病の搬送は922件ありました。 救急の日(9月9日)を含む9月7日から1週間は「救急医療週間」として全国でも啓発活動が行われています。

 一日救急隊長の松田さんは「普段消防士さんの訓練を見ることができて、貴重な体験でした。心臓マッサージはこれからの生活に活かしていきたい」と話していました。

 このほか雑貨やかき氷など、市内外から18店舗の出店も見られ、救急フェアーには、およそ2000人の来場客(主催者発表)で賑わいました。



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