日南市の鵜戸地区で初盆の家を回って供養する「鵜戸盆踊り」が今年も行われました。 鵜戸盆踊りは、元禄時代に作られたと伝えられ、今もなお受け継いでいます。
刀と印籠を腰に下げ、編み笠に着物の武士姿で優雅に踊ります。
歌詞は飫肥(おび)で踊られている泰平踊(今町保存会)とほぼ同じなのが特徴で、3番の歌詞には、鵜戸(吹毛井)や富土、伊比井、小内海などの地名が入っています。
初盆を迎えたお宅・河野利次さんは「10年前に親父が亡くなってその時も踊って頂いた。母も盆踊りをやっていたので、その頃を想い出しました」とコメント。
今年は3軒の初盆のお宅を回って亡くなられた人の霊を慰めました。
踊り手の小学生は「亡くなった人たちの家族が少しでも元気になれるように踊りました」
鵜戸盆踊り保存会の長友泰会長は「踊り子が少なくて大変です。後継者を育てないといけない。今後とも続けたいと思いますのでよろしくお願いします」と話していました。
高齢化が進み、歌い手や踊り手が少なくなっていますが、去年から三味線と太鼓の生演奏が加わり、地域外からの応援もあって受け継がれています。
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