宮崎県天然記念物と絶滅危惧種に指定されている「アカウミガメ」の産卵が平山海岸の波打ち際からおよそ10メートルの所で、去年よりも2日早く確認されました。
アカウミガメの調査と管理を日南市から委託されている、日南市アカウミガメ保護監視員桑田守さん(66歳/日南市野生動物研究会)が5月16日午前5時半頃、アカウミガメの産卵を確認した後、卵を保護するために深さ60センチくらい掘り起こしました。
ちなみに2016年の初日は97個を産卵。今年の卵の数は・・・「119個」
卵の数は平年並みとのことです。
このあと高波でかん水したりするのを防ぐため、卵は産卵した場所から2キロ程離れた市営のふ化場で保護され、約60日でふ化したあと、海へ返されます。
2016年アカウミガメは41匹が、日南市内の海岸に上陸し、そのうち27匹が2,924個の卵を産み、ふ化したのは1,449匹(ふ化率49.6%)でした。
産卵について桑田さんは「私の予想では今年70〜80頭の産卵を予想。だいたい2年位多くて3年位少ない周期がある。今年は駆け上がる年になると思う」と話していました。
アカウミガメの産卵期は6月にピークを迎えて、8月の上旬頃まであります。
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