東九州道自動車道・清武南ＩＣ〜日南北郷ＩＣの区間１７.８Ｋｍが２０２２年度に開通する見通しであることがわかりました。 日南市から宮崎市まで５７分かかっているところ、開通することで４３分となります。
国土交通省などによると、２０１９年６月に九平トンネルの覆工が完成したことや１１月に寺山一号橋の上部工の製作が完了するなど、完成に係わる全ての大規模構造物の工事工程の目処が立った。 開通時期の見通せなかった理由のひとつとして「芳ノ元トンネル」周辺の地滑り対策。 地すべり変位などのモニタリングを継続し、一日も早い開通に向けて工事を進めたいとしています。
１２月２０日、開通見込みの知らせを聞いた崎田日南市長は「この区間は本当に悲願でした。飛び上がるような思いで嬉しい気持ち。非常に難しいトンネル工事で時間がかかった中で開通の目処が立った。 ▽開通の効果として、命の道、災害のバイパスになり救急医療の道に使われる。産業の面では企業誘致や物流の動きが活発になると思う。たくさんの方が日南を含めた南の方へ来てもらえると期待。 東郷から油津が着工、油津から南郷が事業化、この１〜２年で事業化と着工どんどん進んでいます」
「▽期待することとしては、情報だけではなくて、人と物が動かないとほかの地域に太刀打ちできない。産業経済の面においていろんな動きが活発になって動きやすくなる。宮崎空港から１時間以内で日南に来られるようになる。南海トラフ地震が懸念される中、海岸沿いの道が途絶する可能性もあるので、山の方の大きな道ができることは大きな一歩」と話していました。
地元の人からは「命の道」ともいわれている海岸沿いの国道２２０号は、２００４年〜２０１８年の間、土砂崩れや落石による全面通行止めが１４回起きている中、今回、開通の見通しで防災や物流に大きな期待がされます。
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