中高生が企画した商品を販売


 日南市内の中高生がショッピングセンターで商品を販売する社会体験をしました。 これは日南市などが企画した「にちなん起業体験プログラム」。 本物のお金を使って自分たちで事業を立ち上げて、元手となるお金を集め、商品を準備して試験的に販売します。

 3つの販売グループに分かれて商品を企画。 コケを詰め込んだテラリウム制作キット、自分たちがデザインしたTシャツやバッグなどを販売。

 早速、買い求めてくれたお客さん。
▽日南市内から「日南なんでコケ有名じゃないですか?ぜひ買ってみたいと思った」「慣れない部分があり店の人とはずいぶん違うけど、経験を大事にして次につながると良い」
▽都城から「インスタとFacebookで知って、かわいいなと思ったので買いました。大人が売っている感じですごいと思いました」と話していました。

 コケは飫肥(おび)地区の私有地で採取したそうです。 テラリウム制作キットはオープンしてわずか30分ほどで完売。 SNSを使って今販売していることをPR。

 個人や企業などから模擬出資として1口1000円からお金を集め、1グループ3~4万円の資金で商品を仕入れたそうです。 出資金に応じて残金が分配されます。

 実際に販売をした中高生たち ▽高校3年生・穐田南海さん(17歳)「自然採取したコケで量が限られて5個だけ限定販売。いろんな方に買っていただけて良かった。今回の販売で価格設定やどういう反応が得られるか感覚が掴めたので参考にしてネット販売で売っていきたい」とコメント。

 ▽高校1年生・門田那奈美さん(16歳)「自分たちが今まで努力してきた分、1人でも多くのお客さんに買ってもらえたら嬉しい。ネットで販売する分、人が手に取って見られないから、宣伝を一生懸命して興味を持ってもらえたら良い」とコメント。

 ▽日南市ローカルベンチャー事務局の教育企画担当・羽田野祥子さんは「中高生にとっては難しいハードルだと思う。どういうふうにビジネスが成り立ってお金を稼ぐことが成立しているかを学ぶ良い機会。テスト販売ということでお客さんの反応が見えて、どれぐらい売れるとか人気があるとか分かったと思うので、それを踏まえて販売計画を立てて、お客さんのためになるような商品販売に取り組んでほしい。どうやって商品に付加価値をつけてお客さんを満足させていくのか、どんな仕事でも重要だと思うので、将来の仕事選びや取り組みに活かしてほしい」と話していました。

 中高生たちは110万店以上のネットショップが開設されている「BASE(ベイス)」(本社:東京都港区)から、運営方法についてオンラインでアドバイスを受けながら10月にネットショップを運営することになっています。

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