中高生が撮影した飫肥のまち写真展開催

日南市内の中高生が飫肥（おび）にある建物や風景などを撮影した「飫肥のまち新発見！再発見写真展」が小村記念館で開かれている。　写真展は人物やイベントなどを撮影することで地元を知り親しみを持ってもらおうと城下町飫肥まちづくり協議会が今回初めて開催した。

中高生たちは７月から１０月の間に昼休みの時間や休みの日を利用して撮影。　飫肥城大手門や本丸跡、販売されている商品などを手に持つなど中高生らしい目線の作品２７点が展示。　このうち１０点は入賞作品で地元のプロカメラマン２名が審査。　新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催が１週間延期され、表彰式は中止となった。

　このほか、昔と今と比較できる飫肥の写真約６０点も展示している。　写真は地元の人から集めたものをスキャニングしてプリントされたものを地図上に掲示。　古いもので大正８年（1919年）の本町商人通りの写真も。

城下町飫肥まちづくり協議会・会長の服部武彦さん（73歳）は「コロナの影響でイベントがすべて中止となり人物の写真が少なかったが、写真を撮ることで子供たちは新しい飫肥の魅力を再発見できたと思う。若い人たちも写真を観てもらうことで昔と今を比べて感じ取ってもらえたら。昔を知っている方は懐かしい思いを馳せてもらえると嬉しいです」と話している。

写真展は９時から１７時（入館無料）、小村記念館で１月３１日（日）まで行われる。