害虫被害!フェニックスの木を伐採


 宮崎県の木に制定されているフェニックスの木。 日南市立油津小学校でシンボル的な存在となっていたフェニックスの木が伐採されることに。

 高さ7メートル程あるフェニックスの木には「ヤシオオオサゾウムシ」という害虫の被害をうけて、樹冠(じゅかん)が腐った状態になっていました。 高所作業車や大型クレーン車を使って地元の造園業者が伐採していきました。

 春休み中、学童保育の児童や卒業生たちが作業の様子を見守っています。 学童クラブ支援員で卒業生の辻田真子さんは「上の葉が切られたときも悲しかったけれど、今度は涙が出そうですね。良かったですよ、この木があって。シンボルの木だった。上の子が30歳になってますから、その頃から木がありました」 ▽子どもたちは「寂しい気持ち。枯れないようにしてほしい。新しい木が植えられると良いです」とコメント。

 学校の記録ではこのフェニックス、1975年頃に植栽されスケッチや写真の題材になったりと親しまれてきました。 倒木を防ぐために子ども達の安全を考えて、今回伐採されることになりました。 伐採された樹冠の直径は、およそ1.3メートル。

 ▽伐採をした業者は「成虫の方がかなりいました。空洞になり幹回りも弱っている。樹皮を指で押すと曲がるような状態。このまま置いておくと倒木の可能性がある。お子さんの安全面を考え危険だということが作業をしてみて分かりました」

 ▽矢野裕二教頭「50年の中に地域の方々や卒業生、油津小学校に関わった方々、何らかの強い想いがあったと思います。残念な気持ちはありますけれど、別のフェニックスの木が5本ほど残っているので大切に見守っていきたい」

 50年近く子どもたちを見守ってきたフェニックスの木。 今後、学校では今あるフェニックスの木を大事にしていきます。

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