6月10日は時の記念日。 地区の文化財を守り時間を大切にしようと、日南市立飫肥(おび)小学校(宮崎宏子校長・全校児童355人)6年生の児童66人が鐘つきをしました。
児童たちは飫肥についての郷土学習に取り組んでいる「飫肥城下町文化財愛護少年団」の結団式に参加。 団員代表の内田樂人さんが「飫肥地区の残る伝統芸能や文化財を大切にし守っていくことを誓います」と誓いの言葉を述べたあと、飫肥城の鐘をつく会・大塚昇会長から看板が授与されました。
このあと学校の敷地内にある鐘撞き堂へ移動して、飫肥城の鐘をつく会のメンバーから108の煩悩の話しがありました。 鐘の付き方を教えてもらったあと児童たちは4〜5人ずつで15回ほど鐘をつきました。
▽初めて鐘をついた・小玉翔音さんは「鐘の音が耳に響いてとてもすごく感じた。大晦日にある除夜の鐘もついてみたい。時間を大切にしようと思いました」と話していました。
江戸時代中期に造られたこの鐘撞き堂は、太平洋戦争で軍に鐘を差し出しましたが、市民の手によって1965年に復元された歴史があります。 鐘つきは今も飫肥城の鐘をつく会を中心に、毎朝6時に鐘をついています。
▽飫肥城の鐘をつく会の大塚会長「鐘は誰でもつくことができますので鐘をつきたい人は朝6時に来てください」と呼びかけていました。
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