台風６号の影響で宮崎県内は、１０日明け方にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、うねりを伴った高波、低い土地の浸水に警戒してください。九州南部では、引き続き１０日午前中にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
９日に予想される１時間降水量は、南部平野部で７０ミリ。予想される２４時間降水量は南部平野部で３００ミリ。 ９日に予想される最大風速（最大瞬間風速）は南部平野部の海上で２３メートル（３５メートル）、南部平野部の陸上で１８メートル（３０メートル）。
日南市は８日１７時に、市内全域２６,０５２世帯・４９,３２９人に避難指示を発令。 発熱者専用の避難所として「日南市文化センター」を開設しています。
９日６時現在、約７５０世帯（大字風田、大字隈谷甲、大字下方、大字平山、大字松永、大字宮浦、大堂津、北郷町北河内、南郷町潟上）が停電しています。 九州電力によると現在、調査中で復旧見込みは確認中となっています。切れた電線には、絶対にさわらないで必ず、近くの配電事業所へ連絡してほしいとしています。
交通機関に乱れが出ています。９日の終日、南宮崎～志布志は始発から終日運転見合わせとなっています。
日南海岸を通る国道２２０号（内海〜伊比井・宮浦〜風田間）と、東九州自動車道（清武南〜日南東郷）を事前通行規制する可能性があります。国土交通省・宮崎河川国道事務所は、最新の気象情報や交通情報を確認していただくとともに、不要不急の外出は控えてほしいと呼びかけています。
台風第６号は、９日０４時には屋久島の西約９０キロにあって、１時間におよそ１５キロの速さで北西へ進んでいます。台風が予報円の中心付近を進むと、９日朝に宮崎県へ最も接近する見込みです。宮崎県では、風速１５メートル以上の強風域に入っており、１０日にかけて荒れた天気となるでしょう。また、台風の北上に伴い沿岸の海域では、９日は大しけとなる見込みです。
宮崎県では、台風周辺の暖かく湿った空気の影響により大気の状態が非常に不安定となっています。このため、１０日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、土砂災害や浸水害、洪水害の危険度が高まる地域が拡大するおそれがあります。
また、局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
| 中心気圧 | 970 hPa |
| 中心付近の最大風速 | 30 m/s (55 kt) |
| 最大瞬間風速 | 40 m/s (80 kt) |
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