日南市南郷町の離島・大島にある鞍埼(くらさき)灯台が、国の重要文化財に登録されることになりました。
海上保安庁が所有する高さ14メートルある鞍埼灯台は、大島南端に建つ日本最初のコンクリート造りの洋式灯台で、灯塔部が十二角形で珍しく金属製の灯室があります。 1884(明治17)年に造られ、第二次世界大戦で被災し2度の改修をしていますが、建設当時の姿に残っているということで、歴史的価値が高いとされています。
こうしたことから国の文化審議会は18日、重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。 鞍埼灯台は2019年3月に国の有形文化財に登録されており、日南市の建造物が国の重要文化財に指定されれば初めてとなります。
登録は2025年3月頃に行われる予定で、登録されると宮崎県内にある建造物の重要文化財は25件となります。 灯台へのアクセスは目井津港から市営旅客船あけぼの3で約10分(1日4便)、竹之尻港から徒歩(2.4km)で約40分。
コメントを書く