日南市下方の九社(きゅうしゃ)神社「春大祭」で奉納をする神楽の練習に励む3世代家族の守山さん。 高校2年生・次女の妃和(ひより・16歳)さんは先輩の舞いを観て14歳から舞い始めた。
父・剛さん(47歳)から指導を受ける長男・中学1年の天馬(てんま・12歳)さんは個別練習でも「戸隠」の練習に汗を流します。
今回初めて舞う小学3年生・三女の沙和(さわ・8歳)さんは、祖父の精一さん(75歳)と「一の山」を一緒に練習。
▽「うず舞」を奉納する妃和さん「じいちゃんが一番長年やっているので、できなくなってしまうのはちょっと悲しいなと思ったので、私がやっていけたらと思いました。兄弟で舞うのは楽しいし、お互い成長の姿を見られるので、すごくいい機会だなと思っています」
本番に向けて「難しい舞とかもあるので、いろんな舞に挑戦してみて、自分の納得のいける舞ができればいいなと思います。自信は半分くらいですけど、これから残りの少ない日数で頑張っていけたらなと思います」と意気込んでいました。
▽神楽を舞って40年以上、今回で最後の神楽を奉納する精一さんは「自分も親父の後継いで社人などをしてきたんですけど、孫が舞ってくれるので嬉しい」と話していました。
声かけをするなどして若手メンバーの舞い手が増えているそうです。
▽九社神社神楽保存会の近藤龍伊会長は「ここ何年か参加する年輩が増えてきて、メンバーの子ども孫が練習に来てくれるようになった。若い世代が入ってくれないと後がないので今後の期待は大きいですね」と話していました。
豊作祈願の作神楽18番など約20人が奉納する神楽は4月27日(日)9時から15時頃まで(駐車場・雨天時の開催は九社神社近くの下方公民館)。
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