小中学生が市政に対して提案

 日南市内の小中学生が市政に対して提案を行う発表会「こんな日南になったらいいな~」が11月13日に小村記念館で開催され、小学4年生から中学3年生の10組が市の関係者らを前にプレゼンテーションしました。

 この発表会は、市教育委員会が毎年行っていて今回で6回目。これまでに、観光イメージキャラクターにちなんぢゃ様のLINEスタンプ(2013年提案)や、同キャラクターのラッピング自動販売機の設置(2014年提案)、観光特急「海幸山幸」に手を振ろう(2017年提案)など、実際に採用された提案もあります。

 今年は451件(小学生244件・中学生207件)の応募があり、書類審査を通過した10組が発表。 企画内容の発想力や実現性、独創性やプレゼン力など、市長や教育長、市職員による審査員7人が審査しました。

 保護者や先生などが見守る中、発表者はスライドや模造紙を使ったり、寸劇などして提案。 観光やスポーツ、商業の振興などのアイデアに、審査員は関心を示していました。

 市長賞に輝いた阪元砂帆さん(11歳/油津小学校6年)は、1950年代(昭和30年頃)まで近海のカツオやマグロの漁で活躍した「チョロ船」を使って油津の観光名所を回るツアーを組みたいと発表。 阪元さんは「ステージに出たときは緊張したけれど、一番良い賞が獲れて良かった。父がチョロ船の手伝いに行っているし、学校でもチョロ船について勉強したことを生かそうと思って発表しました」と、喜んだ様子で話していました。

 評価をしたポイントについて崎田恭平日南市長は「地元に伝わるチョロ船という文化を確認しながら日南地域をもっと周遊してほしいと広がりがあったことが評価の大きなポイントでした。活用できるアイデアはたくさんあったのでしっかり市政に生かしていきたい」と話していました。

 子ども達が自分の住むまちについて考えて提案をする貴重な発表会。今回、市長賞の提案「伝統あるチョロ船を生かして日南を知ってもらう」をノーカットで配信しています。


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