２期８年日南市長を務めた崎田恭平氏（41歳）が４月２５日に退任しました。
崎田氏は、宮崎県庁職員を退職し２０１３年に初当選。 ３３歳で九州最年少の市長として当時話題となりました。「人づくりこそがまちづくり」創客創人（そうきゃくそうじん）をコンセプトとして、市役所内にマーケティング専門官を民間から起用しＩＴ企業などを積極的に誘致。 飫肥城下町のまちなみ再生や、クルーズ船の誘致による観光振興。 日本一企業が組みやすい自治体として全国に日南市をＰＲするなど注目を集めました。
一方、最近では元副市長などが逮捕・起訴される官製談合事件や、２期目の前となる２０１７年には無料通信アプリＬＩＮＥで市長自身の誤送信による不倫デマやセクハラ・パワハラ疑惑問題の不祥事でネット上も騒がせました。
２３日、退任を前に８年を振り返って崎田氏は「自走する町を意識してやってきた。行政が何もかもやっていくことは税収が下がり人口減少の中では不可能。民間の事業の中で、自分なりにできることをしてきたと思う。」とコメント。
▽退任後については「4月21日に自分が持つ治団体をすべて解散した。何らかの選挙に出ることは考えていない。民間に進み起業もしてみたいと思う、地方創生の分野でうまくいかず悩んでいる地域を応援する仕事を考えている」
▽新市長に対しての期待は「僕が3期やっても現状維持だったと思っていた。リーダーが変わって違う目線で新たな改革と前進をしてもらう事に期待しています」
▽自身に点数をつけるとしたら？の問いに対して「点数はつけません。難しいです」と苦笑い。
▽市民に向けて「8年間若い市長を迎えていただき、市長として仕事をさせてもらい心から感謝をしています。まち地域づくりに日南市は盛んで活躍する人がたくさんいました。様々な仕事ができたことは自分にとっては最高の仕事ができたと思います」と語りました。
▽最後、管理職などの職員を前にあいさつをしました。
「本当に幸せな8年間を過ごさせてもらったと実感しています。日南すべての市民のみなさんに心からの感謝を申し上げ最後の言葉とさせていただきます」と述べました。
そして多くの職員に見送られながら市役所を後にしました。 ４月２６日は高橋透新市長が就任します。
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