連休中の観光客に楽しんでもらおうと、日南市を代表する伝統芸能「泰平踊」の定期公演が飫肥（おび）で開催されました。 踊りを披露したのは、日南市泰平踊本町組保存会（亀組）のメンバー１５人。
県指定無形民俗文化財にもなっている泰平踊は１７０７年から伝わる侍と町人が一緒に踊った踊りです。 武芸十八般をかたどり、毅然とした武士の気迫の偲ばれる踊りが特徴。 編みがさに着流し姿の侍と、鉢巻きに丈の短い着物の奴（やっこ）に分かれて優雅に踊ります。
踊りは１３時と１４時の２回披露され、訪れた見物客が踊りを観たり写真に収めたりしてを楽しんでいました。
▽延岡市から観光で訪れた川野修一さん（59歳）は「優雅で力強い動きが良いですね。代々受け継がれている踊りを観て感動しました」とコメント。
▽日南市泰平踊本町組保存の石山昂会長は「台風14号の影響か例年よりも少ない気がした。人前で踊るのは良い刺激となっています」と話していました。
１０月１５・１６日の２日間「飫肥城下まつり」でも泰平踊が披露されます。 定期公演は毎年、春分の日と秋分の日の２回、日南市観光協会からの要請で行われています。
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