今月2日、日南市内で発生した住宅火災の現場から、車椅子に乗った高齢男性を無事に救出したとして、日南市消防本部は、宮崎福祉医療カレッジ硬式野球部の部員2人に感謝状を贈呈しました。
感謝状を贈呈されたのは、野球部主将の草留鉄平さん(19歳)と、副主将の穗園陽大さん(18歳)です。 消防本部によりますと、5月2日の午後6時20分ごろ、日南市大字平野で建物火災が発生し、住宅1棟が全焼しました。
当時、野球の練習試合を終え、中平野にある寮へ帰宅していた部員2人は、火災現場に遭遇しました。
2人は、火災現場に隣接する住宅に、自力での避難が困難な高齢男性がいることを知り、躊躇することなく車椅子に乗ったままの男性を抱え、地域住民と協力して安全な場所へ避難させました。
火災現場を目の当たりにした当時の状況について、2人は・・・
「自分と火の距離が5m位だった。熱くてこんな火事って怖いんだっていう感じでした」と振り返ります。
消防隊が到着する前の迅速で勇敢な行動により、男性にけがはありませんでした。
「とりあえず人を最初に助けないといけないという気持ちが強くて、怖いっていうことは一切なかったんですけど、終わった後に考えてみた時に、今とても怖かったなと思います」
消防士を志望している草留さんと穗園さんは「助けた後すぐ消防の方々が来られたんですけど、やっぱり迅速な行動とか消火活動が早くて、より憧れが強くなって、頑張って消防士になろうと思いました」「目の前で消火活動を見ることができて、やっぱり人を助けることがすごくカッコいいなと思ったので、自分も消防士になって、一人でも多くの命を救えたらなと思う」と話していました。
山本真市消防長は、緊迫した状況下での的確な判断と行動力が人命救助につながったとして、2人の功績を深く称えています。
日南市消防本部によりますと、市内では今年に入って12件の火災が発生していて、3月には3人が亡くなる住宅火災も起きています。




