日南市の油津小学校(日髙政志校長・全校児童215人)で、4年生が地域に伝わる歌と踊り「弁甲節」の練習を行いました。
「弁甲」とは、木造船に使われた造船用材で、飫肥(おび)杉は水に強く粘りがあることから、船の材料として使われてきました。
かつて、弁甲材の積み出しやマグロ漁で栄えた油津。
「弁甲節」は、そんな当時の油津を歌ったもので、1935年には、童謡「シャボン玉」や「七つの子」などの作詞で知られる野口雨情が、「ベンコ節」を作詞したとされています。
この日は、4年生47人が日南市レクリエーション協会の講師から踊りを教わりました。 音楽に合わせて、講師の動きを見ながら、ひとつひとつ振りを確認していきます。
初めは慣れない動きに戸惑う児童もいましたが、練習を重ねるうちに、少しずつ動きを覚えていきました。 練習の後半は2つの円を作って、かけ声を出して元気よく踊りました。
▽児童は「弁甲節はだいぶ前からあるって初めて知れて嬉しかった。『ヨイショ』っていう、大きな声を出して踊るところを見てほしい。みんなと息を合わせて頑張りたいです」
「腰の入れ方とか難しくてちょっと苦戦したけど、わかりやすく教えていただいて、本当に感謝している気持ちを心から思っております。展示されている絵の中にも、弁甲節と関係があるんだなって初めて思いました」とコメント。
▽日南市レクリエーション協会・事務局長の壹岐道子さんは「継承するということは難しいかもしれませんけど、踊りを体で感じて、大人になったときに、自分たちがつないだんだなと、何か一つ残れば良いのかなと思います」と話していました。
油津小学校では、地域に伝わる「弁甲節」の踊りを毎年4年生が受け継いでいて、11月の運動会で披露する予定です。




