日南市の城下町、飫肥(おび)城址にある大手門と豫章館に、江戸時代・旧飫肥藩主の伊東家に伝わる門松としめ縄が飾られ、正月を迎える準備が始まりました。
大手門の両脇に、長さ約6メートルの竹と、その間に長さ8メートルの竹が横に組まれました。 しめ縄の長さは約7メートル。真ん中には子孫繁栄を願うダイダイやゆずり葉、米や干し柿・炭などが袋の中に入っていて、長寿の願いが込められているそうです。
しめ縄を取り付けた根元部分は、束にしたシイの木で固定され、縁起物でおなじみの松と梅、赤い実の南天やゆずり葉などを飾った門松が完成。
門松としめ縄を見た観光客たちが、一足早く正月気分を味わっていました。
東京から訪れた観光客は「早いのかと一瞬も思ったけれど、正月がこれから来るんだという気持ちにはなります。飾ってあるものが珍しい。これは写真を撮らなきゃと」「城址に参らせてもらい、また新しい気持ちで新年を迎えたい」とコメント。
飫肥城下町保存会の後藤廣史事務局長は「来年良い年でありますようにと縁起の良い植物などで正月飾りをしました。年越しは除夜の鐘をつく会を例年通り実施。日南市民のみなさんに広く鐘を撞いてもらえる。108人以上撞けますので、お出かけいただければ」と話していました。
大晦日の31日には飫肥城址(飫肥小学校グラウンド内)にある鐘撞き堂で「除夜の鐘をつく会」が夜11時半から行われ、当日は夜10時から整理券をもらって鐘をつくことが出来ます(無料)。
大手門の門松としめ縄は、2018年1月15日まで飾られる予定です。
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