櫻の郷酒造 消毒で使える高濃度エタノール製品を市へ300本寄付


 新型コロナウイルス感染拡大の影響で消毒液の不足が続く中、地元焼酎メーカー櫻の郷酒造は、高濃度エタノール製品500ミリリットル入り300本を日南市へ寄付しました。

 この高濃度エタノール製品は、不足するアルコール消毒液の代用品として手指消毒にも使えます。 4月に厚生労働省が特例として60度台の酒の使用が認められたことで、櫻の郷酒造も製造を始めました。

 製品は「GINnez(ギンネズ)スピリッツ66%」で、原料は本格焼酎とレモングラスを使っており、小売価格は1,164円(税別)です。

 櫻の郷酒造・代表取締役社長の田中範佳さん「消毒液が無いという話を聞きまして、酒造メーカーとしまして応援ができないかと。日頃お世話になっている地元のみなさんに何らかの形で貢献したいという思いです」と話していました。

 崎田日南市長は「市内の医療機関等で消毒液がなくて困っている状況。頂いた高濃度エタノールを医療機関へ優先的に配布していき活用してもらいたい」とコメント。

 製品は初回800本を製造され、宮崎県にも500本寄付する予定です。 一般の販売は、櫻の郷酒造のネットショップ限定で5月14日(あさ8時半より)販売されます。

問い合わせ

櫻の郷酒造株式会社
日南市北郷町郷之原甲888
tel.0987-55-4134

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