来年の干支「寅」の置物づくりが、日南市吉野方の知的障がい者支援施設つよし寮(高橋秀直施設長)で始まっています。
利用者4人と支援員が、粘土を型押して組み立てたり、焼き上がった置物にヤスリをかけるなどの作業をしていました。 干支の置物は、白と灰色の2色で、大きさは高さ6センチ程あります。 元施設長の齊藤洋明さんが作成したデザインを基に、9月始めから石膏で型を作ったそうです。
1982年から作り始めた置物の楽剛焼(らくごうやき)。 支援員の長友豊さん(41歳)は「すべて手作りで温かみのあるデザインが喜ばれています。置物はコロナ禍で前に進むことををイメージしています」と話していました。
今年はおよそ450個が制作される予定で、つよし寮では1個800円(税込)で県内外に販売をしています。 利用者と支援員が想いを込めて、年内まで楽剛焼の制作に励みます。
一方、日南市大堂津にある「古澤醸造」では、年末を迎えたこの時期に、来年の干支がデザインされた芋焼酎の出荷作業がピークを迎えています。
朝から従業員3人が陶器に焼酎を詰めたあと、封印紙を貼って箱詰めをする作業に追われていました。
陶器は来年の干支「寅」が毘沙門天の遣いをしている様子がデザインされ、金運や福徳などの願いが込められています。
大きさは高さ14センチ、横23センチ、重さ約0.7キロ程ある青磁の美濃焼きで、毎年干支壺のデザインを考案しているそうです。
古澤醸造合名会社・5代目代表社員の古澤昌子さん(55歳)は「今の閉塞感を吹き飛ばして来年こそはいい年になれば。干支壺に詰めた焼酎を飲んでよい年を迎えていただければと思います」と話していました。
毎年年末に発売をして今年で37年目となる「干支壺・本格いも焼酎 八重桜(25度/720ml)」は、宮崎県内を中心に限定2,000本が販売。 贈答用として県外にも贈られる人が多いようです。
問い合わせ
社会福祉法人つよし会つよし寮
〒889-2513 日南市大字吉野方5655-4
tel.0987-25-3911 fax.0987-25-9455
古澤醸造合名会社
宮崎県日南市大堂津4丁目10-1
tel.0987-27-0005 fax.0987-27-1853
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