神武天皇最初の妃・吾平津(あひらつ)姫を祀るとしている吾平津神社で「乙姫さま神祭(秋祭)」が11月2日に行われ、夜祭りには地元住民らおよそ50人が集まり、神事などが執り行われました。
獅子舞は地元の中高校生から大人の合わせて6人が奉納しました。 親子で獅子舞をする父の長田有司さん(54歳)と・高校生の空恩さん(17歳)らが、獅子の勇壮な舞を披露し、会場から大きな拍手が起きました。
舞装束に身にまとい神楽鈴などを持って浦安の舞を奉納。 荘重な空気の中、舞姫を務めた宮崎市の看護専門学校に通う長田青空さん(19歳)は「1人で舞ったので緊張しました。参列されたみなさんの健康と幸せを願いながら舞いました」と笑顔で話していました。
コロナ以前は、小中学生が獅子舞や浦安の舞を奉納していました。
▽日髙啓貴宮司は「これまでは御神幸祭でパレードをしていたが、舞手や参道の方も減っていって、このまま同じことを続けていても厳しいと感じていた。今回大人が1人で舞姫として浦安の舞を奉納したのは初めて。親子3人で獅子舞や浦安の舞を奉納してもらい感無量です」と話していました。
吾平津神社の秋祭では1年の五穀豊穣や無病息災など感謝を捧げていました。 神社で祀られているのは、神武天皇(カムヤマトイワレヒコ)の妃である吾平津毘売命(アヒラツヒメノミコト)で、神武天皇が大和朝廷をおこすため東遷した時に、同行せずこの地に残り東遷の成功を祈り成就されたことから、諸祈願成就の神として信仰されています。 吾平津神社は明治期までは乙姫大明神と呼ばれ、現在も「乙姫神社」とも呼ばれているそうです。
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