日南市の山間にある酒谷小学校で新１年生３人が校区外から入学してきました。 在校児童や保護者らが見守る中、自分の名前を呼ばれると大きな声で返事をしました。
▽有村孝校長が「先生や地域のみなさん、2〜6年生がみなさんが入学してくるのを楽しみに待っていました。今日から酒谷小で楽しく生活しましょうね」と激励。
就学環境の魅力や地域での活動ができるこことなどのメリットがあることで、酒谷小は現在、在校児童１０人中、７人が校区外から通学しています。
１９５８年のピーク時４５３人の児童がいた酒谷小は、保護者の希望があれば校区外から入学できる「小規模特認校」となっています。
▽小学校で楽しみなことは？ 下尾かろらさん「給食」
▽小規模特認校を利用した保護者・下尾元さん「先生と子どもに対しての距離感が近いので酒谷小を選びました」
１年生のうち１人は自宅から車で２０分かかる（油津地区）学校まで家族の送迎で通学します。
▽下尾さん「時間帯によってはスムーズに流れているので、娘の送り迎えは片道20分ぐらいかかるんですけど、娘との時間が作れるのでプラスになると思っています」とコメント。
▽有村校長「酒谷の良さが多くの方に受け入れられているのではないかと思う。良さを理解して通っていただけるのは大変嬉しいことだと思います」と話していました。
日南市のまとめでは、２０２３年度に１１人が市内にある５つの小規模特認校へ入学や転校があり、２０２２年よりも４人増えています。
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