大雨や洪水に備えるための土砂災害避難訓練が6月2日に行われ、県土木事務所や警察、消防隊員や消防団、それに北郷地区の住民など合わせておよそ190人が参加しました。
日南市や県などが毎年実施しているこの訓練は、記録的な集中豪雨で複数の河川が水防団の待機水位に達してかん水があったことをなどを想定に水門操作の訓練を実施。
鵜戸地区の土砂崩れで車が倒木により押しつぶされて、身動きがとれない人を油圧救助器具などを使って救助・搬送をしました。
このあと川の氾濫や住宅への浸水を食い止めるための土のう作りや、舗装された堤防など、杭が打ち込めない場所で有効な「改良積み土のう工法」を消防団が行いました。
住宅地で人の救出や物資の搬送に使う、救出用ボートの取り扱いなど、水害への備えを確認していました。
▽日南市消防団に27年勤続する北郷町郷之原分団の松浦俊太郎分団長(61歳)は「災害がいつ起こるかわかりませんので、消防団が自覚を持って行動していきたいという新たな決意をしました。住民の方も一緒になって、災害に対しての対策をとっていただきたい」と話していました。
参加者たちは災害発生時の対応を確認するとともに、集中豪雨に備える気持ちを新たにしていました。
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