日南市大窪の寺村地区で御釈迦の誕生を祝う「御釈迦様花まつり」が4月29日に地区の公民館で開かれました。
地区の高齢者およそ20人で集めたアザミの花を竹串で刺したあと釈迦像が祭られている社を花で固定していきました。 マツの新芽やツツジなども飾り、高さ30センチほどある2体の仏像をお堂の中に設置して完成。
大窪小学校6年生の児童や家族連れがひしゃくを使って仏像に甘茶を年の数だけかけて、無病息災を祈るなど手を合わせました。
▽大窪小6年・安藤結々さんは「学校の宿題がちゃんとできるようにお願いしました」
▽母の安藤美和さんは「去年の運動会で圧迫骨折をしたので怪我のないように祈りました」と話していました。
この御釈迦様祭りは100年以上も前から続く地区の伝統行事で、アザミの花が咲くこの時期に毎年実施しています。
▽寺村地区御釈迦様保存会の安藤勝身会長(88歳)は「気候のせいか今年は花が少し少なく感じた。若い人たちにも参加してもらいながらまつりを続けていきたい」と話していました。
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