2011年2月末に閉校した日南農林高校跡地に総合福祉施設「南風(はえ)の丘」の整備工事による起工式が10月2日に執り行われ、関係者や施工者など65人あまりが参加しました。
総合福祉施設の整備を進めているのは、滋賀県にある社会福祉法人大樹会(嶋田葉子理事長)。 神職が祝詞を読み上げ、嶋田理事長が「エイ、エイ、エイ」と3度鎌入れをしました。 そして玉串を奉納し、参列者は工事の安全を祈願しました。
大樹会によると、敷地総面積約16ヘクタール内に旧校舎(うち2.7ヘクタール)を利用した障がい者の就労支援施設や、訪問介護やデイサービス併設型のサービス付き高齢者向けの住宅55戸の整備を進める予定です。 整備に伴い南風の丘では、119人(うち障がい者56人)の地元就労者を見込んでいます。
5.2ヘクタール程ある農地には、高齢者住宅で食べるための米や野菜、養鶏や卵の生産。年間で440万キロワットの発電ができるソーラーパネルを約1万6千枚設置(8.5ヘクタールに)し、発電された電力は九州電力へ売電する計画です。
嶋田理事長は「こうした話しを頂いてから1年以上経って、地元日南市みなさまの協力を得られ、こうした形でこの日を迎えられたことを嬉しく思います。人との出会いということで宮崎という地で事業をさせて頂くことになりました。人との繋がりとういものを大切にさせて頂くなかで、日南市の皆様に大樹会が来てもらって良かったと思って頂けるような事業を展開していきたい」と話していました。
この整備と運営は、社会福祉法人大樹会ソーシャルワーク日南が実施し、総事業費約18億円をかけて、2014年9月の整備完了を目指しています。
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