王子グリーンエナジー日南株式会社(代表取締役社長・藤原省二)で木質バイオマスの発電設備が4月に稼働し、竣工式が27日に開かれ、関係者およそ60人が出席し安全を祈願しました。
この木質バイオマス発電は、宮崎県などの間伐材や使っていない山林材を主な燃料として活用する計画で、約85億円をかけて建設したものです。
発電所が設置された敷地面積はおよそ2万7千平方メートル。
敷地内には3階建てのタービン建屋に中央整備室。ボイラー排気塔は高さ70メートルあり、ボイラー建屋は地上38メートルの13階建ての建物となっています。
木質バイオマスボイラーの発電能力は25メガワットで、一般家庭4万戸分相当(約150ギガワット時/年)を王子・伊藤忠エネクス電力販売株式会社へ売電し、年間の売上高は約40億円を見込んでいます。
電力の売電について・藤原社長は「1月の末に伊藤忠エネクスと合名で会社を立ち上げ、その会社に全量売電すると考えている」とコメント。
王子グリーンエナジー日南(日南発電所)では、市内などから16人の雇用が生まれ、今後、地域林業の活性化やチップ加工関連の産業の振興に期待が寄せられています。
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