大雨や洪水に備えた水防訓練が6月14日に行われ、市民らが土のう作りなどに参加しました。 日南市や県などが毎年実施しているこの訓練には、消防隊員や消防団、それに飫肥地区の住民など合わせておよそ250人が集まりました。
訓練は、記録的な集中豪雨による水防本部の設置や、宮崎地方気象台から市への情報伝達など4つを想定。 消防車がサイレン・警鐘を鳴らしながら、住民へ避難勧告の広報をしました。
酒谷川の堤防が決壊する恐れがあることを想定に、参加した人たちは、川の氾濫や住宅への浸水を食い止めるため、土のう作りに取り組んでいました。 消防隊員に教わりながら、袋の中に砂を詰め込んでいき、土のうを積み上げる「積み土のう工法」を体験。
このあと、堤防の斜面にビニールのシートを張る「水防マット工法」の訓練も行われ、本番さながらに臨んでいました。
土のう作りを体験した人は「初めてなので要領が分かっていなくて、砂を入れるだけでも難しくて、時間がかかってしまいました」と話していました。
訓練の最後には、増水した川の中州に取り残された人がいるという想定で、消防隊員による救出訓練も披露され、参加者たちは熱心に見学していました。
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